2008-12-31

Dokken「Back For The Attack」


2008年最後のアルバムはDokken。
前出のCinderellaからの流れで80'sなHR/HMですな。
所謂LAメタルの範疇でくくられてるこのDokkenなんだけど、音楽的には結構異質な存在で、おおよそHRシンガーとは思えないほど線が細くそれでいて哀愁感たっぷりのDon DokkenのVoに、カミソリみたいにエッジの立ったGeorge Lynchのテクニカルなギターの見事な融合っぷりが魅力のバンド。
そんなVoとギターの絡み合いがいい方向に作用してたバンドなんだけど、人間関係ではDonとGeorgeの仲の悪さったら有名だったよね。
雑誌のインタビューとかでも、お互いミュージシャンとしてはリスペクトしてるって言っているけど、仲の悪さをとりたてて隠すこともなくおおっぴらにしてたし。逆にそんな人間関係がいい意味で緊張感を生んで、それが音に反映してたのかも。

てな事を書いてはいるんだけど、ぶっちゃけ1stから3rdアルバムまでは曲ごとには好きなのもあったりしたんだけど、アルバムを買うには至らなかったんだよね。バンド名があらわしているとおり、どうしてもVoが中心にあっていまいち馴染めなかったのさ。
で、4枚目のこのアルバム。HR/HM専門のFM番組でアルバム発売前に流れた1曲目の「Kiss Of Death」。もうね、いままでのDokkenとは思えない攻撃的な曲で一発でお気に入り。それまでのDokkenといえば、基本ミディアムテンポのメロディアスでわかりやすい曲調ってイメージだったんだけど、この曲はGeorge Lynchが今までの鬱憤を全部吐き出したかのように弾きまくってるし、テンポもDokkenとは思えないファストチューンだし。
そのほかにも、このアルバムではDokken初だと思うんだけどインストのMr Scaryってのも入ってて、ここでもGeorge弾きまくり。
もうね、この2曲だけはヘッドフォンつけてボリューム上げまくって鼓膜が震えるの感じながら聴いちゃうんだよね。

そうかと思えば、いままでのDokken調の曲もきちんと入ってたり。エルム街の悪夢3の主題歌に使われたDream Warriorsなんかもまさに「これぞDokken!」って感じの曲。

結局、このアルバムの後日本ツアーを最後に解散って道をたどるんだけど、94年にまさかの再結成。でもやっぱしDonとGeorgeは仲悪かったみたいで、アルバム2枚でGeorgeは脱退しちゃうんだよね。

そうそう、Wiki見ててびっくりしたんだけど、このバンドって過去に携わったメンバー多いねぇ。
RattのJuan Croucierが1stでベース弾いてたのは知ってたんだけど、Warren DeMartiniやらBobby Blotzerなんかも携わってたんね。

Dokken Wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%B3
Dokken Official Website http://www.dokken.net/ 

んじゃ、一曲目にしてアルバムハイライトのKiss Of Death


シングルカットされて結構売れたPopなBurning Like A Flame


George渾身の一曲、Mr Scary


最後はエルム街の悪夢3の主題歌Dream Warriors


んじゃ、2009年もゴーイングマイウェイでやって行くんで・・・。

2008-12-12

Cinderella「Long Cold Winter」


久々の80'sなHR/HM。
なぜ故にこのタイミングでCinderellaなのかっつーと・・・・。
Linkにもあって、このBlogにもちょくちょく顔出してくれる”もりをっち”のポップ魂で、Tom Keiferを応援する会が結成されたからなのさ。

んで、Cinderella。
1stの時はBonJoviの弟分みたいな感じでデビューしてきて、音楽的にもブルーズの要素が入りつつも、所謂LAメタルの範疇におさまる感じだったんだよね。
ただ、その頃から縦乗りのリズムとVoのTom Keiferの声質からAC/DCタイプって言われてたのさ。
俺も高校の音楽の授業でドラムをやったんだけど、期末のテスト(実技)の時は1stの中の「Somebody Save Me」を叩いたんだよ。単に簡単だったから選んだんだけどさ。
そんな感じだったんで、他のLAメタル勢よりは思い入れがあったんだよね。

んで、1988年。
2ndの「Long Cold Winter」が発売されるわけ。
タイトルの通り、真っ白に紫のグラデでバンド名とタイトルだけが書かれた”いかにも冬!”って感じなジャケで、一曲目からいきなりスライドギターとブルースハープで始まるBad Seamstress Bluesから70年代ですかっ!?って感じの Fallin' Apart At The Seamsっていう流れでTomの趣味丸出しなバンドに変身してたんだよね。
基本ブルーズ基調のHRが大好きな俺にしてみりゃ、もうドンピシャ!って感じでダビングしたテープが伸びちゃって何度もダビングし直した位。もちろん、1stの頃のが好きな人には1stシングルにもなった「Gypsy Road」っていう、これまた名曲があるわけでかなーり完成度の高い、所謂”ネ申”盤なわけよ。

その後は3rdで更にTomの趣味に突っ走ってブルーズロックと化したHeartbreak Station。んで4thのStill Climbingと続くんだけど、悲しいかな世の中はNirvanaを代表とするグランジの嵐が吹き荒れてて、セールスが振るわずに解散の道をたどるんだよ。
その後の詳しい話は、ポップ魂を見てもらった方が詳しいんで・・・・・。

ともかく、今Tomが大変な状況にあるらしくって、ここはエールを送る意味でもTom Keiferを応援する会に”いいじゃん”も一枚噛んでおこうかねと・・・・。


んでは、1stシングルのGYPSY ROAD。PVは軒並み貼り付け不可なんで、Live。



んで、いかにもアメリカのバンドって感じのアコースティックなCOMING HOME。
Mötley Crüeで言うところのHome Sweet Home的な曲かね。


最後は切ないバラードのDon't Know What You Got (Till It's Gone)。これは貼り付けできるPVあったよ!ちょっと音がアレだけど・・・・。


ともあれ、ガンガレTom!!

2008-12-01

R.I.P.Munetaka Higuchi

今日もお昼食べながら、いつものHR/HM系Blogを巡回してたんだけど、そこに飛び込んできたのが、LOUDNESSのDs、樋口宗孝死去のニュース。
今年の春に肝細胞癌が見つかって、ミュージシャンとしての活動を停止して治療に専念してたのは知ってたんだけど・・・・
かなりの大手術で生死をさまよったものの、一時は退院して自宅で療養していたって話を聞いてただけに、なんともいえない気分。

ぶっちゃけて言っちゃえば、そんなにLOUDNESSの大ファンってわけでもなかったし、アルバムも「THUNDER IN THE EAST」しか持ってないけど、やっぱし俺らの年代から上の人達にしてみりゃ、初めて日本のHMバンドがアメリカ進出に成功してビルボードチャートにランクインしたり、日本人としてはじめてMSGでLiveやったりと、何かと気になる存在だった事は確か。

49歳ってHMミュージシャンとしては高齢な部類になるんだろうけど、やっぱ若すぎるよね。

ZepのJohn Bonhamが大好きだったそうで、今頃はあっちでボンゾとドラム談義に花が咲いてる頃なんだろうね。

LOUDNESS Wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/LOUDNESS
樋口宗孝 Wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E5%8F%A3%E5%AE%97%E5%AD%9D
LOUDNESS オフィシャルサイト http://loudness.jp/index.html

俺が唯一持ってるアルバム、「THUNDER IN THE EAST」からアメリカでもヒットしたCrazy Night


俺が一番好きな曲 Like Hell


2006年。25周年記念Liveの時のドラムソロ

2008-11-30

Guns N' Roses 「Chinese Democracy」


毎年のように「今年中にはリリース」って噂がでちゃぁ結局リリースされないって永久ループのようになってたGunsの新作Chinese Democracy。ついに発売されましたな。
前作のUse Your Illusionから17年。Dr.Pepperは公約通りに無料クーポン券をSlashとBuckethead以外の全米の人たちにプレゼントしてるそうな。

世界中で1位獲得しまくってるChinese Democracy。俺も買おうかと思ってたところに、Napsterで配信されてたんで、とりあえず聴いてみたんだけど・・・・・
「う~ん・・・・買わなくていいや」って事に決定。
たしかにAxlの声はちゃんと出てるし、まぁしっかりとHRしてはいるんだけど・・・・・・
Living in the Pastって言われるかもしんないけど、やっぱGuns N' Rosesっていうと1stの頃のブルーズを基調としたR&Rを期待しちゃうんだよね。
Use Your Illusionが好きだった人にはChinese Democracyもすんなり受け入れられると思うんだけど、俺的には「CD買うほどじゃ」って感じ。
まさかGunsのアルバムでサンプリング聴く事になるとは思わなかったし、ギターの音もSlashのレスポールの骨太な音に比べると、今風のやせた刺々しい音だし・・・・。

これがGuns名義でなくAxlのソロや別バンド名義なら、良くできたHRアルバムって評価になるかもしんないけどね。

Gunsの残党が居るVelvet RevolverもVo探してるところだし、もうGuns N' RevolverでもVelvet Rosesでも良いから、もう一回Slashと組んでやってくれないもんかね・・・・。

2008-11-03

The Birthday Massacre「Walking With Strangers」


えーと、メジャーどころの次はマイナーどころを持ってきて、幅の広さをアピールしてみますよと。

で、ものすごいバンド名のThe Birthday Massacre。って、お誕生日に大虐殺って・・・・・。
そんな恐ろしいバンド名だけど、ジャケットはメルヘンチックな影絵。このアルバムは3枚目なんだけど、これ以前の2枚も紫を基調にした影絵でウサさんが必ず登場してて、そんなちょっとした拘りが俺的には評価高し。

音的にはメインストリームはPopRockっぽい曲もあれば、完全にHR/HMなバックにエレゴスチックなKeyをかぶせた曲もあったりインダストリアルっぽい曲もあったり。
とはいえ、Voのメロディーラインは結構キャッチーで覚えやすいんで結構聴きやすい部類かも。

で、このバンドはやっぱし「なんか新しいバンドないかしらん??」ってネットをさまよってて出会ったバンドなんで、詳しい事とかほとんど知らなかったんで今さっきいろんなページをさまよってみたんだけど、結構いろんなとこで紹介されてんのね。
実は結構メジャーだった?

で、マイスペもあって何曲か聴けるんで、興味あったら http://www.myspace.com/thebirthdaymassacre

んでは、アルバム1曲目のKill The Lights


なぜかセーラー服で歌ってるインダストリアルなLooking Glass。
クラスメイトがみんな同じ顔のお面で、額の数字だけが違うってのがなかなかシュールなビデオ。


かなーりメタリックなイントロのRed Stars

2008-10-30

Heart「Heart」


やっとこさHeartの「Heart」がリマスターされましたよ。
BEST盤とかにはリマスター音源使ってたくせに、肝心のアルバムは全然リマスターされずに放置プレーで早うん年。
いやー長かった。
そもそもこのアルバムって85年に発売で、アナログレコード時代のもんなんだけどさ、アナログ時代はそんなに酷い音って気はしてなかったんだけど、いざCDで買ってみたら中低域の音がばっさりと切り落とされちゃったような音で、ドラムの音が「パキャン!パキャン!」ってやけに耳につく酷いもんだったんだよ。
そんなんだから、「すぐにリマスターされるだろ?」なんて思ってたらずっと放置。
仕方なしにBEST盤買ってきて聴いてたって顛末だったんだよね。

そんで、2008年秋、ついにHeartリマスター発売ですよ。しかも2008年最新リマスター盤。
俺の大っきらいな紙ジャケだったけど、この際許す!
今回は、この次のBad Animalsと、なぜか2ndアルバムのMagazineも同時リリース。
って、Bad Animalsはわかるけど、なんでMagazine??

とにもかくにも、このリマスター、成功か?失敗か?って言えば、まぁまぁ成功なんでない?
そもそも、元のCDの音がアレだっただけに、やっとこまともに聴けるレベルになったって感じ。
ただね、リマスター前だと埋もれてた音がリマスター効果で聞こえるようになったのはいいね。
特にわかりやすいのは3曲目のNever。フェードアウトして曲が終わる10秒から15秒前位のキーボードの音がリマスター前はほとんど聞こえなかったけど、リマスター盤ではしっかりと聞こえるの。最初「あれ?こんな音入ってたっけ?」って違和感感じる位にはっきり聞こえる。

で、このアルバム。もう今更うだうだ言う必要ない位にヒットしたアルバムだよね。
このアルバムが出たのが85年なんだけど、それまでの数年というもの70年代ほどのヒットにも恵まれずに、俗に言う「低迷期」って奴にあったHeartが心機一転、Capitol Recordsに移籍して、外部のソングライターの曲を採用しまくって作り上げた一作。
ここから所謂「産業ロック」時代のHeartがスタートすんだよね。
で、その路線が大成功して、HR/HMバブル効果もあってかアルバムチャートで1位。シングルも5曲がカットされるモンスターアルバムになったんだよね。
アルバム全体をとおして見ても、HRファンに受けそうな(とはいえ、しっかりとした80年代の音作りの)HRナンバー&HRバラード、普通にPopsファンに受けそうなキャッチーってキラキラした曲の2パターンがうまい具合に融合されて1枚のアルバムになってると。

そんなわけで、これからHeartを買うんであれば、絶対にリマスター盤がおすすめ。
但し、今回は日本盤だけの発売なんだよねー。本国でリマスターされてれば輸入盤で安く買えるんだけど・・・

そんなHeart。もう過去のバンドみたいな扱いされてっけど、しっかりと活動続けてんだよ。
今は80年代のHeartとは違って原点回帰した70年代っぽいHeartになってるけど。
オフィシャルHPもしっかりあるんで、興味のある方はぜひ。
http://www.heart-music.com/

そしてPVでは20年以上前の麗しのNancyをご堪能あれ・・・・。
1枚目のシングルのWhat About Love


2枚目のシングルのNever


3枚目のThese Dreams


4枚目はNothin' At All


そんで5枚目のシングルで、アルバムのオープニングチューンのIf Looks Could Kill


こっちはスタジオVer。

2008-10-24

ZZ Top「Afterburner」


前回の更新から早2ヶ月・・・・。まったくお前はヒステリアの頃のLepsか?って位のお久しぶりっぷり。

で久々にBack to 80'sね。
2人のヒゲ親父と人相悪しな太鼓親父の3人組ZZ Top。
もともとZZ Topといえば、泥臭いアメリカンなブギーバンドだったんだけど、前作の「Eliminator」あたりからかなり大胆にシンセを導入したりして、80年代のHR/HMバブルも影響してか、かなりのヒットを飛ばすようになったんだよね。ちょうどその頃ってMTV全盛の時代で、ZZ Topもご多忙にもれずにPVを製作するわけだ。んで、そのPVに使われ続けたんが、「Eliminator」のジャケットにもなっている赤い車。
その伝統はこの「Afterburner」にもしっかりと継承されていて、PVには必ずこの車が出てきてたんだよね。
しかも、ジャケ写みてもらってもわかるように、地球だけにとどまらずに、ついに宇宙にまで飛び出して言っちゃうと・・・。

で、この「Afterburner」。多分ZZ Topの中では一番シンセがキラキラな音で、平たく言っちゃうと一番大衆受けするアルバムでないかね?
実際にTVなんかでもしょっちゅうPV流れてたし、FMなんかでも良くかかってたよね。
たしかにドライブするにはぴったりな曲のオンパレード。
ほんと80年代のアメリカンHRって感じの音なんだけど、そこはヒゲ親父。しっかりとZZ Topらしいブギーになってるのは流石って感じ。

そういや、このアルバムに入ってるRough Boyってバラードがあるんだけど、中学の頃のクラスメイトT君が「この泣きのギターがたまらなく良いんだよ」って言ってて、その頃のオイラってばブリティッシュHR/HM至上主義みたいなとこがあったんで「どこが泣きのギターよ?ギターが泣いてるってのはこーゆー事なんだよ」みたいな事言って、多分Gary Mooreの70年代の頃の曲あたりを聴かせたなんて事があったの思い出した。
なんか、オイラ青かったねー。いっちょ前な評論家気取りで思い出すとかなーり恥ずかしい出来事。

このアルバムの後、日本じゃほとんど名前も聞かなくなっちゃったんだけど、アメリカじゃコンスタントにアルバムも出しててしっかりと活動を続けてたんだよね。
そんで、日本のみんなが久々にヒゲ親父達の姿をTVで見ることになったのだ、ホンダのZって車のCM。
ほんとそのまんまZZ TopのPVになりそうな感じの絵で「Zだぜ」なんて言っちゃってんの。
あれ見たときはホントに「にやり」って笑みがこぼれたね。

そんなわけで、まずは最初にシングルになった「Sleeping Bag」。


次は俺的にこのアルバムの中で最大のキラーチューン「Stages」。いよいよ宇宙が舞台に・・・。


そんで泣きのギター事件の「Rough Boy」



そしておまけの「Zだせ!」

2008-08-15

The White Stripes「Icky Thump」


あちぃ・・・・・。
8月も半ばになって、すっかり夏休みモード全開の今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか??

こんな暑い時期には、かえって暑苦しいまでの音の波に飲み込まれてみるのは如何?
ということで、The White Stripes。
このバンド、初めて耳にしたのはTVで流れたPVだったと思うんだけど、どの曲だったかも覚えてない位で、結構今風のバンド的紹介のされかたしてたんで、俺的にも気にも留めなかったんだよね。
そして、時は流れて2007年。
The White Stripesがアルバム出したってタワレコで大プッシュしてたわけよ。
んで試聴コーナーにあったんで、とりあえず聴いてみたら「あら、びっくり」
1曲目からしてRockRockしてんじゃないのさ。
どことなくLedZeppelin風な所もあり、ジャケ写みたいなスパニッシュっぽい感じもあり。
すっかりお気に入りになった次第。

基本はJack Whiteのヴォーカル&ギターとMeg Whiteのドラムっていう、ほんと最小限の構成なんだけど、それを感じさせない音。
確かに隙間のある音なんだけど、ギターもドラムもパワフルでベースが居なくてもスカスカな音になってないのがスゴイよね。
そんで、時たま入ってくるJackのオルガンやらがいいアクセントになってると。
ほんと泥臭いブルージーで原始的なRock(良い意味でね)って感じで、今の時代にこんな音楽やってて大丈夫か?って思うんだけど、しっかりとCDのセールスもあげてて、Liveの観客も動員できてるってとこに、まだ捨てたもんじゃないなって軽く安心してみたり・・・・。
しかし、ほんとZepっぽいよ。
とはいえ、昔流行ったZepクローンとは違って、Zep風味ながらも、きちんとThe White Stripes
って主張してる音を出してるのはなかなか。

んじゃ、アルバムのタイトルトラックの「Icky Thump」をば。

2008-07-13

Los Campesinos!「Hold On Now Youngster」


今回のバンドはLos Campesinos!。イギリスで2006年に結成された7人編成のPopバンドなんだけど、どうも中毒性のある音出すんだよねぇ。

ある日、前日に録画しといたベストヒットUSAを見てたら、最初に話題のアーティストを紹介するコーナーでこのバンドのPVが流れてさ、Voが男女の2人なんだけど女性Voの方はちょっとクールでいい感じのVoなんだよ。
問題は、男Vo。なんていうんだろ?ヘタウマ?なんか調子っぱずれなんだけどクセになるって感じなのかな?
さっそくNapsterにあるか確認したら、ものの見事にあったんでDLしてヘビロテで聴いてるわけよ。アルバム全体を通して言えるのは「とにかくHappy!」ってな曲のオンパレード。
なんか落ち込んでても、このアルバム聴くと元気が出てくるみたいな、そんな1枚。

てな訳で、このバンドの事も良く知らないわけだが、Netで調べたバイオはこんな感じ。
☆ 2006 年3 月、イギリスのカーディフで結成された男女混合7人組。バンド名の“LOS CAMPESINOS!”はスペイン語で“農民”の意。(※言葉の意味自体は関係なく、審美的、音声学的に好ましい言葉ということで付けられた)

☆ 2006 年5 月には初となるライヴを敢行。それ以降、ブロークン・ソーシャル・シーンやザ・ダニエルソン・ファミリー等との共演を含む精力的なライヴ活動やネット上のデモ音源が話題となる。

☆ その後、壮絶なるレコード会社争奪戦の末、ブロック・パーティーやクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー、シミアン・モバイル・ディスコなどが所属する人気レーベル、ウィチタと契約。2007 年2 月、デビュー作となる限定7 インチ・シングル『We Throw Parties, You Throw Knives / Don’t Tell Me』をリリース。イギリス国内でこのシングルは即日完売!6 月には2nd シングル『You! Me! Dancing!』(7 インチ)をリリース。さらには早くも8月27 日に1st EP『Sticking Fingers Into Sockets』(CD)(今作)、10 月15 日に3rd シングル『International TweeXcoreUnderground』(7 インチ、CD)をリリース。1st EP『Sticking Fingers Into Sockets』は世界で絶大な影響力を誇るアメリカのインディー系ミュージック・サイト“ピッチ・フォーク”で8.4 ポイントという高得点をマーク。

☆ バンドはその後、初北米ツアーを敢行。その後、ファースト・アルバムをブロークン・ソーシャル・シーンのメンバーでありプロデューサーでもあるデヴィッド・ニューフェルドの教会で録音。(ロス・キャンペシーノス!はUS/カナダにおいて、ブロークン・ソーシャル・シーンと同じレーベル“アーツ&クラフツ ”と契約)


やっぱりイマドキのバンドらしく、しっかりmyspaceにページ持ってて、ここで何曲か聴くこともできるんで、興味ある人は行ってみるといいよ。
Los Campesinos!マイスペはここ

んでは、まずはオイラが初めてLos Campesinos!と出会った記念すべきPV「Death To Los Campesinos!」


んで、これまたHappyになれる1曲「Dont Tell Me To Do The Math(s)」

2008-07-06

Armin Van Buuren「76」「Imagine」


掟やぶりの一挙に2枚の巻。

ってゆーかぁ、アルバム一枚通してどーのこーの言えるほど聴きこんで無いんだよねぇー。
っていきなり投げやりモード。(笑)
で、このArmin Van Buuren。ぶっちゃけオイラも良くは知りませんよ。
そもそもはね、スカパーの釣りビジョンてチャンネルがあってさ、まぁ読んでお分かりのとおり、24時間釣り番組なチャンネルなのよ。
でオイラがネ申と崇めるアングラーのGo for it!て番組があって、何年か前にそこでオープニングに使われてた曲がArmin Van Buurenの「76」てアルバムに入ってたBurned With Desireって曲だって知って密林さんにお届けしてもらったのよ。
なんかトランス系なDJの人ってのはNetで検索して予備知識としては持ってたんだけども、
いざ届いたCD聴いてみたら、なんか予想してたのとはちょいと違ってて、なんていうか「癒し系トランス」とでも言おうか・・・・。たしかにトランスなんだろうけど、なんかクラブとかで流れてるってよりも、夜の山間にある湖とかが似合いそうな感じ。

まぁ、とりあえずはそのBurned With Desireをば・・・・。




そしてだ、時は流れて2008年。
「いいじゃん!」にも度々登場してるWithin Temptationのファンサイトを見てたらさ、なんかArmin Van Buurenとか言う名前が出てるじゃないのさ。
どうやら、VoのSharon den AdelがArmin Van BuurenのNewアルバムで歌ってるとの驚愕の事実が・・・。
だってさぁ、ゴシックメタルのVoがトランスのDJのアルバムで歌ってるんだよ。
たしかにWTも癒し系なゴシックメタルだし癒し繋がりって事か?
まぁ、とにもかくにもNapsterさん覗いてみたら、見事にNewアルバムの「Imagine」があったんで、サクッとDL。
ええ、他の曲は一回か二回聴いた位ですとも。
でもSharonが歌ってるIn And Out Of Loveは結構なヘビロテ。
聴いてみると、たしかに似合ってる。
まぁSharon自体というか、Female Vocalなゴシックメタル系のVoってどちらかというとメタルVoよりももっと癒し系な曲に似合うような声の人多いしね。(そんなVoとメタルメタルしたバックの演奏のアンバランス差が魅力でもあるんだけど)

てなわけで、この「Imagine」からは当然In And Out Of Love

2008-07-04

まだまだ終わらんぜ・・・・・

なんか、一部じゃ「いいじゃん」終了説もささやかれてる今日この頃。
とりあえず生きてるし、まだまだ終わらないよ・・・・。
まぁ、バタバタしてて気が付けば夜中って毎日なもんで。
とはいえ、相変わらずCD買ってるしnapster聴いてるしベストヒットUSA見てるし、
No Music No Life@タワレコな生活は続いてるんで・・・・。

とりあえず、今日はお茶濁しに、こんな曲も聴くんだよと。
The Black Eyed Peas「Where is the Love? 」



そんで、こんな曲で癒されてみたり・・・・Leona Lewis 「Bleeding Love」


はたまた、Journeyの新VoがあまりにもSteve Perryにクリソツで苦笑いしたり。
ちなみに、このVoてばJourneyのコピーバンドで歌ってて「ようつべ」にアップした動画をメンバーが見てスカウトされたんだって。
Journey 「Don't Stop Believin'」


そしてTOTOの無期限活動停止(事実上の解散)に時代を感じてみたり・・・・。
TOTO 「Rosanna」



TOTO「Pamela」

2008-05-07

Whitesnake「Slide It In」


てなわけで、白蛇祭り。又の名をお茶濁し第二段。
今回は、アメリカ進出の足がかり的存在のSlide It In。
オイラが初めて聴いたWSのアルバムが、このSlide It Inだったんだよね。実のところ、最初はピンと来なくて、「Deep Purpleに居たDCの作ったバンドね。でもPurpleの方が良いね」ってな感じだったんだよね。
その後に前回のWhitesnakeを聴いてWS大好き野郎になってから過去のアルバムを貪るように聴いていったら、あれよあれよという間にWSの中でも1,2を争う大好きなアルバムになっていったのさ。

このアルバム、ヨーロッパと日本で発売されたのが俗に言うオリジナルで、アメリカで発売される時にはギターとベースが差し替えられて、曲順も変わるやら、メタリックな音になるやらで同じ曲でもかなり印象が代わってるんだよね。
それもそのはずで、アメリカンリミックスでギターを弾いてるのが、元 Tygers Of Pantang、元ThinlizzyのJohn Sykes。HRバンドだったLizzyをメタルバンドとしてよみがえらせた張本人。
そんな人が弾いてるもんだから、当然のようにエッジの立ったディストーションサウンドのギター。おかげでアメリカでもソコソコの売り上げを記録して名前も浸透し始めたわけね。
このアルバムの成功が次作での大躍進に繋がるんだよね。

だがしかし。オイラが好きなのはオリジナルVerの方。まぁ、聴きなれてるのがこっちってのもあるんだけど、ギターはMicky Moody と元TrapezeのMel Galley。かなりブルージーなHRでSykesが絶対やらないだろうスライドギターなんかも飛び出したりして。
音自体も、オリジナルよりアメリカンリミックスの方がキレも良くて高音もしっかり貫けてるし、普通に考えたらリミックスVerだろ?ってトコなんだけど、そんな音の悪さを差し引いても、オリジナルの方が味があるんだよねぇ。

曲調としては、やっぱしアメリカを見据えた感じの曲もあるんだけど、どちらかと言えばそれまでのWSを踏襲したブルージーなHR、R&R。それだけに、ギターもオリジナルの方がしっくり。
言ってみれば、オリジナルはちょっとサーペンスの匂いもする今までのWS。
リミックスは今までのWSの匂いもするサーペンスよりのWS。
こんな感じ?

ただね、悲しいかな今の日本盤は、アメリカンVerなんだよね。イギリスではオリジナルVerが買えるのかなぁ?
やっぱね、WSに興味もったら両方を聴いて欲しいところなんだよね。
ユニバーサルさん、オリジナルVerもリマスターで出してくれないかねぇ?

んじゃ、まずはオリジナルVerの1曲目、いきなり名曲のGambler。(とは言え、LiveでGはSykes・・・)


次は、ナカナカ意味深な歌詞のタイトルトラック、Slide It In


LiveじゃDsのCozyの見せ場でもあったSlow & Easy


コレは、文句なしの名曲。Love Ain't No Stranger


ちょいとThinLizzyぽい感じもするポップな疾走チューン。Guilty Of Love


当初は、日本で発売されたアメリカンリミックスのミニアルバムに収録されていた曲。Jon Lord のハモンドオルガンとDCのSexyな声がたまらない1曲。Need Your Love So Bad

2008-05-05

Whitesnake「WHITESNAKE」


Whitesnake Never Ends!!
てなわけで、無事Whitesnakeの新譜も発売されて、もりをっちんとこのポップ魂にも1行だけWSの話題が出てる今日この頃。オイラもこのところ聴き込んでるわけなんだけど、まだようつべにPVもアップされてないし、自分自身ももうちっと聴き込んでからって感じなんで、それまで過去のアルバムでお茶濁し。

んで、WSの名盤って言うときっと色んな意見が出てくると思うんだよね。それこそアメリカ進出前から聴いてた人に言わせりゃLovehunterが最高傑作って人も居れば、Slide It Inだって人もいるだろうし。
でも、WSの歴史の中で、一番売れたアルバムっていったら1987年リリースのこのアルバムでないかね。

それまではヨーロッパや日本ではかなりの人気があったWSがアメリカで認知され始めたのが前作のSlide It Inだったんだけどさ、実はアメリカ版は日本やヨーロッパで発売されていたのとは違うVerなんだよね。
アメリカのGeffen Recordsと契約を結んだんだけど、Geffen側は「この古臭い音を何とかして頂戴」みたいな事言ってきたらしくて、アルバムリリース後に加入したJohn Sykesのギターに差し替えて発売。
そこそこの売り上げがあったんだけど、その後DCの喉の手術なんかがあって、メンバーは次々とやめて行っちゃって、最終的にこのアルバムでPlayしてるのは・・・・
Vo:David Coverdale
G:John Sykes
B:Neil Murray
Ds:Aynsley Dunbar
Key:DonAirey
って、かなり豪華なラインナップだったんだけど、最終的にのこったのはDCとJohn。その2人もプロデューサーに対しての意見が対立してアルバム完成後に喧嘩別れになったんだよ。
んで残ったDCは新たにメンバーを集めてファーストシングルのPV撮影をするわけだ。
その新生WSは
Vo:David Coverdale
G:Adrian Vandenberg(元VANDENBERG)
G:Vivian Campbell(元DIO)
B:Rudy Sarzo(元QUIET RIOT、OZZY OSBOURNE)
Ds:Tommy Aldridge(元OZZY OSBOURNE)
このメンバーでPVの撮影をこなしたWSはこのメンバーをパーマネントな物としてツアーに出るわけだ。
その全米ツアーはMOTLEY CRUEの前座。
しかしMTVでファーストPVのStill Of The Nightがヘビロテで放送され始めると、あれよあれよという間にアルバムセールスは右肩あがり。
ツアー終盤にはセールス面ではヘッドライナーのMOTLEYと完全に逆転。アルバムチャートでは「じゃいける君」が1位だったために2位に終わるものの出すシングルは売れまくってPVもヘビロテ。念願のアメリカ制覇を果たしたわけだ。

で、このアルバム。原題はWHITESNAKE。良くデビューアルバムでバンド名をアルバムタイトルにするのは聞いた事あるけど、これは7枚目のスタジオアルバム。
やっぱアメリカ制覇を狙って心機一転して行くっていうDCの決意の表れだったんでないかと勝手に推測してみるんだけど。
曲調はね、前作のSlide It In迄はブルージーなブリティッシュHRだったんだけど、このアルバムは完全にアメリカを見据えたアリーナHR。
煌びやかで攻撃的。ギターの音も、それまではアンプで歪ませたオーバードライブって感じだったのが、完全なディストーションサウンド。良くも悪くもJohn Sykes色が出てて、古くからのファンは、拒絶する人と諸手を揚げて受け入れる人とに別れた、ある意味ターニングポイントになったアルバム。
DCの歌い方も、それまでのディープヴォイスからハイトーンはRobert Plantみたいな歌い方になって、ファーストPVのStill Of The NightなんかもZepっぽい曲で、同時期に出てきたKingdom Comeと一緒にZepクローンみたいな事言われたり、Robert Plantからは「デイヴィッド カヴァーヴァージョン」なんて言われちゃったり。
とはいえ、最初の方にも書いたけど、間違いなくWSの歴史の中で一番売れたアルバムだし、アメリカでの地位を確立した大事なアルバムであることには間違いないよね。
事実、このアルバムが出たのが1987年。去年の2007年には20周年アニバーサリーVerが発売されたりしてるし。

んじゃ、まずはこのアルバムのファーストPVだったStill Of The Night


いかにもアメリカンなGive Me All Your Love


当時のLiveでオープニングを飾っていたBad Boys


最高のHRバラード、Is This Love



2ndシングルで2曲あるセルフカバーのうちの1曲。Here I Go Again(前にも紹介したけど)

もう一曲のセルフカバー。アメリカ、日本版ではアルバムのオープニングチューンのCrying In The Rain

2008-04-11

White Lion「The Best Of White Lion」


またまた久々の更新。
で、今日はWhite Lion。

このバンドが売れたのもHR/HMバブルの頃で、WhiteなんちゃらとかなんちゃらLIONとか似たような名前が氾濫してた頃だったのね。
基本HR/HMバブルの頃って、主にLAメタルやアメリカンHR勢がヒットチャートに入ってきてたんだけどさ、そんでこのWhite Lionもアメリカのバンドなんで、分類的にはアメリカンHRって事になるんだろうけど、VANHALENとかGuns N' Rosesみたいな典型的はアメリカンなR&Rって曲調だと思って聴くと肩透かし食うんだよ。
このバンドの特徴は、トリッキーなギターと少しカスレ声のVo。そんでもってヨーロピアン香り漂うメロディー。

で、今日紹介してるアルバムはBest版なんで1stから4thアルバムまでの中からの選曲。
とはいえ、1stは日本ではブレイクしたものの、本国では2ndのPrideが大ヒットして3rdのBig Gameがそこそこヒット。4thのMane Attractionは微妙って感じだったんで、PrideとBig Gameからの曲が多いかね。

そんで、他の80'sなHR/HMバンドと同じように(笑)、White Lionも再結成したわけですよ。
とはいえ、オリジナルメンバーはVoのマイクトランプだけなんだけど。
で、今年リリースされたアルバムのタイトルは・・・・Return Of The Pride。
大ヒットしたPrideにあやかりたかったのか・・・・。
オイラはまだ未聴なんだけど、Netでの評判は正直微妙と。
「マイクトランプのソロ名義ならねぇ」って意見もちらほら。
やっぱ、White Lionって名前でやる、しかもタイトルがReturn Of The Prideなんて言ったら、みんな期待しちゃうよねぇ。

なにやら、今月はASIAの再結成一発目のアルバムも出るし、6月にはMotley CrueのNewアルバムも出るそうだけど、みんな大丈夫かなぁ・・・・。

んなわけで、まずは1stの1曲目Broken Heart


んで2ndのPrideから、まずはサビに入る前のメロディーが最高のTell Me


んで、オイラがWhie Lion好きになったきっかけの曲Wait。Liveじゃ「OhOh Baby!」ってみんなで合唱すんのがお約束でしたな。


3rdのBig Gameから大HitしたバラードのWhen The Children Cry


同じくBig Gameの中で、オイラが一番好きなLittle Fighter。画像かかなり残念なんだけど・・・・。


Big Gameのラストを飾るcry for freedom

2008-03-17

Sarah Brightman「Symphony」


とりあえず生きとります。
2月は1回もアップなかったけど、まだまだ終わらせるつもりはございません。ご安心あれ。

で、Sarah Brightman。
Phantom Of The Operaの人って位の認識しかなかったんだけどさ、某巨大掲示板で一時期話題になって、聴いてみたのさ。
そしたら、まぁびっくり。1曲目~2曲目は、完全にゴシックメタルじゃんさ。
Within Temptationかと思いましたわ。
ジャケ写も、バリバリにゴシックメタルな世界してるし。

で、他の曲は??ってーと、ご安心あれ。他はゴシックメタル色は薄いってか皆無。きっとこれが通常VerのSarah Brightmanなんだろーね。
とはいえ、KISSのPaul Stanleyが参加してたりするんで、一応Rockファンにも聴いてもらいたい風味。


てなわけで、今回は短めだけど・・・・。

これが噂のゴシックメタルなSarah「Fleurs du Mal 」


ついでに、こいつがSaraな代表。NightwishもカバーしたPhantom of the Opera(オペラ座の怪人)

2008-01-31

Napsterはじめました・・・・・。


つーことで、タワレコでCD買ったら、Napsterの2週間無料のトライアルカードなんてもんを貰っちゃったもんで、まんまとNapsterはじめてみましたよ。
古くからNetの世界に居る人はさ、NapsterってーとP2P(WinnyとかMXとかのファイル交換系ね)の元祖みたいな存在ってイメージがあるだろうけど、その後裁判に負けたりでNapster自体が身売りされて、今じゃ立派な合法音楽配信サービスになってんだよね。
(キャラクターは昔から変わってないけど)

で、今のNap。
これね、ナカナカ良いわ。
PCで聴くだけなら、Napster Basicプラン月額1280円で契約している間はずっと聴き放題。
ストリーミングで聴くのも良いんだけど、一度ダウンロードして聴けば、多少はビットレート高いFileで保存されるんで微妙に音良し。
んで、ドコモの携帯使ってる人や、対応DAPもってる人なら、Napsert to Goプラン月額1980円で携帯やDAPに転送して聴く事もできますよと。
まぁ、オイラは携帯AUだし、iPodは対応DAPになってないんで、迷わずBasicプランなんだけどね。

んで、日本じゃタワレコとNapster社が共同でサービスしてるだけあって、洋楽は結構な充実ぶり。
メジャー所は当然として、かなーりマイナーなゴシックメタル系や、なつかしの80'sやら、HR/HMバブルだった頃のバンド達やら。
あと、びっくりしたのは、日本じゃすっかり忘れ去られたけども、実は未だに現役でいたりするKingdom Comeの最近のアルバムとかまであったりして、ナカナカ侮れんって感じ。

で、オイラといえば、名前は聞いた事あったけどCD買うまでに至らなかったアーティストのアルバム聴いてみたり、あとはTVなんかでPV流れて「ちょっと良いんでないの?」なんて思った曲が入ってるアルバム聴いてみたりして、ナカナカ音楽の幅を広げる事が出来てるよ。

例えば、良くあそびに来てくれるポップ魂@「もりをっち」&「じょにま」夫妻で出てきたりするBjorkやらThe Smithsやらも、はじめてアルバム単位で聴いてみたり、そうかと思えば、ベストヒットUSAで見て気になったMaroon5なんかも聴いてみたり、自分からは絶対にCD買わないだろうHipHop系のアルバムなんかまで聴いてみたり、ろけんろーなMotorheadの持ってないアルバムなんかも聴いてみたり。
新譜も結構早くにNapに登録されたりするから、AmazonやHMVの試聴じゃ短すぎる!って時でも、全曲聴いてからCD買ったりできるしね。

但し、このNapsterってばWindowsのみの対応なんだよ。配信してる形式がWMAなんで。
んなもんで、Macなお友達はスマンって感じ・・・・・・
intel MacならBootcampつかってWin XP入れてとかもできるけど・・・・・。

てなわけで

そんなわけで今回はNapsterで出会った曲、再会した曲特集。。。。

Extrarordinary by Liz Phair


Hey There Delilah by Plain White T's


Rio by Duran Duran


Bubbly by Colbie Caillat


Say it Right by Nelly Furtado


Apologize by Timbaland featuring OneRepublic



The Pretender by Foo Fighters

Sex Action by L.A. Guns


Some Like It Hot by The Power Station


The Way I Are by Timbaland


Makes Me Wonder by Maroon 5


Shout to the Top by The Style Council


Flavour by Room Eleven


Don't Get Me Wrong by The Pretenders


Here without you by 3 Doors Down


これ、全部Napsterで聴けますです。

Napster Japanはここ

P.S.全然関係ないんだけど、サラブライトマンのNewアルバムの2曲目が、どう聴いてもシンフォニックなゴシックメタルにしか聴こえません。
オフィシャルに行くと、流れてくるんで興味ある人は是非。

sarah-brightman.comはここ

2008-01-19

Metallica「...And Justice For All」



てな訳で、Metallica再び。
今回は4thアルバムの「...And Justice For All」ね。このアルバムは、前作Master Of Puppetsのツアー中に亡くなったCliff Burtonに代わり、ベースにFlotsam and JetsamのリーダーだったJason Newstedを迎えて造られたアルバム・・・・・。のはずだったんだけど、実はこのアルバムでベースを弾いているのは、ギター&VoのJames Hetfield。

なんでこんな事になったかというと、Metallicaに加入が決まったJasonは、そりゃ大喜びだったわけよ。当時MetallicaといえばMetalの頂点に位置するバンドだったわけで、Flotsam and Jetsamは自分が造ったバンドとはいえ、まだ1stアルバムが出たばかりの駆け出し。そりゃ誰だって浮かれちゃうよね。
で、Metallicaの他のメンバーにしてみりゃCliffの存在はめちゃくちゃ大きくて、まだまだ彼の死から立ち直れないで居たんだよ。
そんな中で浮かれるJasonは他のメンバーからの反感を買っちゃって、レコーディングしたベースパートはボツにされてJamesが弾いたベースパートがアルバムに収録されるっていうイジメを受けたってわけ。
もうひとつ、このアルバムの特徴としては、ほとんどベースの音が聞こえないミキシング。そんでドラムの音もやけに軽くて「パタパタ」って感じの音。

そんなこのアルバムだけど、曲自体は長尺でいかにもMetallicaって感じの曲が満載。
2ndから続いてる「1曲目にアップテンポでフックのある曲を持ってきてアルバムの世界にリスナーを引き込んで、2曲目に大作のタイトルトラックを持ってくる」っていう伝統もしっかり守ってる。
で、そのタイトルトラックのAnd Justice For All。この曲は、金と権力にゆがめられていく社会構造を法と正義の女神にたとえて歌ってるんだよね。そんでジャケットのアートワークも、その正義の女神像。
目隠しされた正義の女神が権力の力(ロープや鎖ね)で均等を失って、持っていた天秤から金がこぼれ落ちてるってイラスト。
ステージ演出も、この女神がだんだんと組み立てられていくんだけどステージの最後で女神像が崩壊するっている深い演出だったのさ。

もうひとつの注目すべき点は、4曲目のOne。
この曲は、Metallicaが初めて作ったPVの曲なんだよ。ぶっちゃけ事件。
初めてこのPVを見たのは、TV神奈川でやってたPV流す番組だったんだけど、VJやってた某有名評論家も興奮気味に紹介してたっけ。
で、この曲。これは反戦映画の「ジョニーは戦場へ行った(Johnny Got His Gun)」を題材にした曲。
この映画は、第一次世界大戦に出兵した若い兵士のジョニーの話で、彼は爆弾に吹き飛ばされちゃうんだけど、奇跡的に命は助かるんだよ。でも、両手、両足は切断。そんで顔は額の下から顎までがえぐれてる状態。言ってみればベッドの上で心だけが生きている状態。実際には、研究や、若い医者の学習用に生かされてる状態。
そんなジョニーの現在(病院での出来事)がモノクロで、そんでジョニーの記憶の中の出来事(子供の頃や、出兵前の恋人との時間)がカラーで交互に描かれていく映画。
最初は自分の感情を伝える術すら思い浮かばなかったんだけど、頭を動かす事が出来るのに気が付いて、頭で枕を叩いてモールス信号で自分の思いを伝える事に成功するんだよ。
詳しいあらすじはここで見て。
最後はすべてに絶望したジョニーが一人ベッドの上で「SOS・・・・Help(Kill) me・・・・」ってモールス信号送りながら画面が暗くなっていって終わるっていう、かなり重い映画。DVDも出てたはずだから、興味あったら見てみるといいかも。
かなり考えられさせる重たい内容だけど。

PVも、この映画とMetallicaのメンバーが演奏しているシーンがシンクロされてて、かなり見ごたえのある内容だよ。

じゃ、まずはそのOneちょっとNoiseが乗ってるけど・・・・


そんで、タイトルトラックの...And Justice For All。

2008-01-11

Metallica「Master Of Puppets」


前回のVan CantoでMetallicaのカバーやってたんで、今回はオリジナルの登場。
とは言えさぁ、いまさらオイラがウダウダ言うのもなんだなぁって程の名盤、ネ申盤だよね。
オイラ的にも、Metallicaの最高傑作はこのアルバム。

このアルバムはMetallicaの3枚目のアルバムで、メジャーデビュー作。
1stの「Kill 'em All」の時は、若さにまかせて突っ走るThrash Metalやってたんだけど、2ndの「Ride The Lightning」では、Thrash Metalではありながらも大作嗜好の曲があったりして、かなり話題になったんだよね。
そんで、その頃エレクトラレコードとの契約も獲得して、マネージメントもQプライムと契約。
1986年に満を持してリリースされたのがこれ。
当時は、Metallica・Anthrax・Slayer・Megadethでスラッシュ四天王なんて呼ばれてましたな。

このアルバムが全米29位、全英41位の大ヒットになってMetallicaの名前もコアなMetalファンだけでなく、広くRockファンに知られることになったんだよね。
ところが、このMaster Of Puppetsのヨーロッパツアー中の9/27、Metallicaを悲劇が襲うんだよ。
ツアーバスがスウェーデンを移動中の事故を起こして、ベースのCliff Burtonが車外に投げ出されて横転したバスの下敷きになって帰らぬ人に。
このCliff Burton、ベルボトムのジーンズに大柄な体でアグレッシブに、時にはプログレシブなベースラインを奏でるかなりカッコいいベーシストだったんだよね。
Metallicaには2ndアルバムからの参加だったんだけど、2ndと、この3rdではメインコンポーザー的役割を果たしていて、大作嗜好な曲はこのCliffの影響が大きかったと。

そして、このアルバムから20年たった2006年、サマーソニック06でのMetallicaのステージでは、このアルバムの全曲再現なんて憎い演出をやらかしてくれてんだよ。
しかも全曲再現中のバックスクリーンには、在りし日のCliff Burtonが・・・・。
そんで、全曲再現後に、VoのJames Hetfieldが、「Master Of Puppets!Happy 20years anniversary!」と咆哮。BlackAlbumやSt. Angerあたりから聴き始めた小僧達にはどう映ったのか判らないけど、やっぱ初期のMetallicaをリアルタイムで聴いてきたオイラ達世代には、特別なアルバムだし、それをこんな演出で再現してくれたMetallicaの心意気が嬉しいね。

でさ、実はこの頃のMetallicaってPV造って無いんだよね。だから、今回はLive映像。
まずは、前回のVan CantoがカバーしたBattery。1989年の映像。


次は1999年にオーケストラと競演したステージをDVD化したS&Mから、アルバムのタイトルトラックのMaster Of Puppets。

2008-01-07

Van Canto「A Storm To Come」


あけおめ。ことよろ。
てなわけで、2008年一発目は何にしようか迷ってたんだけど、ちょいと変わったところから攻めてみるとするよ。
なんとアカペラグループのVan Cantoを紹介。
正確に言うと、5人のVoにDsの6人組みなんで、純粋なアカペラって訳じゃ無いんだろうけど・・・。

で、アカペラってーと、どんな感じを連想すんだろ?
ゴスペラーズみたいの?
TAKE6みたいの?
どっちにしても、ちょいと大人な感じの曲調を連想するんだろうけど、このVan Cantoは一味違うよ。なんとアカペラメタル!
それも正統派メタルからNightwishバリのメロディックなパワーメタルまで。
オイラも年末に存在を知ったばっかりなんで、まだあんまし聴き込んで無いんだけど、
これはこれでナカナカ面白いよ。ギターもベースも無し。人の声とドラムだけで、立派にメタルとして成り立ってるよ。
なんか、去年Gunレーベルと契約したんで、Nightwishとかとツアーにも出るそうな。


てな訳で、興味もった人は、マイスペに行くか、オフィシャルページのVAN CANTO PLAYERって奴で試聴できるんで、ぜひ聴いてみて。

マイスペはここ
オフィシャルはここ


そんなわけで、まずはPVになったサビが印象的なThe Mission


んでもって、次はMetallicaのカバーでBattery。