2007-12-30

Twisted Sister「Stay Hungry」


いやー12月ってあっという間に過ぎてくねぇ。
気が付いたら、一回もUPしないうちに年末本番。「こりゃヤバイ!」ってことで、あわててUPだよ。
で、前回はQRだったんで、今回は同時期に結構売れてたTwisted Sister。
まぁ、まずはジャケ写でも見て下さいな。
VoのDee Sniderがおなじみのステージ衣装着て、生チキン握ってるって、TS知らない人ならドン引き間違いなしの写真。
でもね、こう見えてもDeeってスゲー知性派な人でさ、80年代にアメリカで「Rockの歌詞は子供達に悪影響を与えてる。検閲すべきだ!」って騒ぎ出した「PMRC」(The Parents Music Resource Center)って団体があってさ、公聴会に呼ばれたDeeは、ジーンズのケツポケットからクシャクシャのメモ紙取り出して、弁論したんだよね。そんな格好でクシャクシャの紙だしてきたもんだから、PMRCの面々は「してやったり」って感じだったんだけど、Deeの弁論がすげー正論で、なおかつ知的な文面だったもんで面目丸つぶれ。この時の様子は、映画の「メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー」でも見れるんで、興味ある人は是非。
ちなみに、このPMRC。主要面子は上院議員の嫁達で、中心者はティッパー・ゴア。そう、Live Earthとかやってみたり、地球温暖化に対しての活動、ノーベル平和賞の受賞で有名な元副大統領アル・ゴアの嫁さん。オイラ達がKidsの頃は、ティッパー・ゴアはMetalの敵!みたいな感じでかなり有名人だったんだけど、いまじゃ旦那の方が有名人だね。
ちなみに、Wikiによるってーと・・・・
「ティッパー夫人は1984年頃プリンスのアルバム『パープル・レイン』を自宅で聞いていたがその中の収録曲「ダーリング・ニッキー」があまりにも卑猥なものなのに憤慨して「問題のある内容のレコードにウォーニング・ステッカーを貼る事を義務付ける法案」を連邦議会に提出したのは有名。ちなみに公聴会でフランク・ザッパから「文化に対するテロリストだ」と非難されている。

その後、Parents Music Resource Center(通称、PMRC)を立ち上げ、青少年に悪影響を与える映画、音楽、テレビ番組等を軒並み排除する行動に出ており、特にヘヴィメタルのような音楽は槍玉に挙げられており、一部のアーティストやヘヴィメタルファンにティッパー夫人のアンチが多いことは有名である。」だそうな。

で、このアルバムはTSの3枚目で一番のHit作。
前作までは、結構R&Rを主体としながらもMetalを感じさせる曲調が多かったんだけど、このアルバムはMetal色が幾分後退して、みんなで歌えるキャッチーなアンセム的な曲が増えてきたんだよね。おかげでアルバムもシングルもHitして、VideoもMTVでヘビロテ。
見た目はアレなんで、一発屋の色物に見られがちだけど、実際にはメチャクチャ良質なアメリカンHRやってたんだよね。

な訳で、まずはこれぞTSのアンセムなI wanna Rock。


お次は、これまたキャッチーなアンセムで大ヒットしたWe're Not Gonna Take It。


最後は、こんな哀愁たっぷりのバラードも出来るぜ!って感じのThe Price。