2009-01-29

Paramore「The Final Riot!」


2007年の4月にとりあげたParamore。デビューアルバムはかなりのお気に入りでヘビロテ街道まっしぐらだったんだよね。(今はワーナーとようつべの交渉決裂のおかげて、PV全部削除くらってるけど)

そんなParamoreも2007年に2ndの「Riot!」をメジャーのATLANTICからリリースして、シングルのMisery Businessが結構ヒットしたり、アルバムもビルボードで15位に食い込んだりして、かなり売れてたんだよ。
俺も当然のようにアルバム発表の声を聞きつけて、日本盤は3ヶ月位先にならないと出ないんで、輸入盤で買ったんだけどさ・・・・。

聴いてみた印象・・・「メジャーと契約したせいか、なんかPop過ぎるし・・・・」ちょうど、Avril Lavigneが3rd出して、PVで「Hey Hey You You!」なんてやってたときと同じような感覚に見舞われたんだよ。
たしかに、1st路線の曲もあったんだけどさ、PVのMisery Businessもなんか売れ線狙ったような映像で「いよいよAvril化か?」なんて思いつつ、だんだんと聴かなくなっていってたんだよね。

そんでもって2009年。
Paramore初のDVD(+CD)のLiveが出るっていうんで、Gyaoで配信されてた曲を見てみたのよ。
当然2ndの曲だったんだけど、アルバムで聴いたのとは違ってPop過ぎる感じなんて微塵もなくてRockRockしてたんだよね。
すかさず「密林」さんで予約したわけさ。
それが昨日届いた、この「The Final Riot!」。
2008年の8/12にシカゴでのThe Final Riot!ツアーの映像なんだけど、アメリカでのParamoreの人気っぷりがわかる盛り上がり方。
1stの頃は、VoのHayleyは17歳。他のメンバーもほとんど10代で、それこそ若さに任せて突っ走るって感じだったんだけど、このDVDを見ると、この3年間での成長っぷりが良くわかるのよ。
特にHayleyはあんな小さいのに「どこにそんなスタミナがあるの?」って位に、最初から最後までヘッドバンギングしたり、飛び跳ねたり、走り回ったり。そんでもってオーディエンス煽ったり。すっかりバンドのフロントマン(いや、フロントガールか?)っぷりが板についてきたって感じ。
あんまし聴きこむ事もなかった2ndの曲がほとんどで、そこに1stの代表曲が混ざってくるっていうセットリストなんだけど、どっちのアルバムの曲も違和感なくちゃんとParamoreの音になってて「やっぱし本質は変わってなかったんだ」ってちょっと安心。
流石にアルバム2枚しか出してないバンドなんで15曲で1時間ちょっとのLiveなんだけど、その分中身は濃いLive。
昨日も今日もヘッドフォンでボリューム上げて見てるんだけど、2ndの曲もだんだん好きになってきた。もう一回、Riot!聴きこんでみるかな。。。。

Paramoreオフィシャル:http://www.paramore.net/
Wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%82%A2



Liveのオープニングの「Born For This」。よくある始まり方だけど、なんかかっこいいね。


かなりPopで、スタジオVerの時はイマイチだった「That's What You Get」。Liveだと良いわ。


アンコールの「Misery Business」。これもLiveとスタジオVerでだいぶ雰囲気が変わる1曲。

2009-01-25

The Pussycat Dolls 「PCD」「Doll Domination」



前回のCulture Clubで意外性を見せといたところで、もっと意外かもなThe Pussycat Dolls。
まぁなんだ。もりをっちんとこのポップ魂にあったPerfumeネタに対抗したって訳じゃないけど、「あ、いいんだ」ってさ。

いやね、存在は昔から知ってたんだよ。ただ、昔のPCDってさ、ランジェリー姿でダンスしてる所謂Burlesque Showチックな事やってるグループだった記憶があって、ずっとそのイメージしかなかったんだよ。
んで、あるときベストヒットUSA見てたら、PDCのニューアルバムが出るっていってて、シングルの「When I Grow Up」のPV流してたんだよね。それ見たらすっかり昔のイメージとは違ってて、今風なパフォーマンスグループになっててちょっとびっくり。曲もPopで元気良くて「あぁ、こうなったのね」って感じで見てたんだよ。
んで、しばらくしてからスカパーでPV垂れ流しチャンネル見てたら、「I Hate This Part」のPVが流れてさ。これがまたドンピシャにツボにはまっちゃって、すかさずNapster覗いてみたら、ばっちり1stも2ndもあったんで、さくっとDL。
ぶっちゃけ、特定の曲意外はそんなに聴きこむって事もないんだけど、なにかやりながら流してたり車乗ってるときに流したり、通勤のときにボーっと外眺めながらDAPで聴いたりしてたんでLast.fmの俺チャートの上位に食い込むこともしばしば。

アルバムにはゲストにHipHop系の人達を迎え入れてるだけあって、それ系の曲が多いんだけど、そんなにコテコテのHipHopってのはなくて、HipHop風味のPopな曲にしっとり系のバラードって感じのアルバム。

そんなPCDなんだけど、2006年に富士スピードウェイで開催された、UDO MUSIC FESTIVALってフェスに参加してたんだよね。これスカパーでも放送してて、俺も録画してたのよ。
このフェスって、2日間で、トリはKISSとJeff Beck。そのほかにバズことSebastian BachやらSantana、The Doobie Brothersなんかが出てて、正直な話30代以上のRockオヤジ向けフェスだったんだけど、そこになぜがPCD。
どんな経緯で参加することになったのか??なんだけど、思いっきり浮いてるよね。
他のアーティスト達は当然演奏して歌ってのLiveなんだけど、PCDはカラオケバックに歌って踊って。
録画した番組見ててもさ、オーディエンスの反応が痛々しい位に冷めてんの。
でも後半になるにしたがって、前列の方はなんとか反応が出てくるって模様がばっちり放映されてたのよ。
まぁ、絶対にPCDのCD買うような客層以外の人達にパフォーマンス見せて、その中の何割かでも興味もってCD買ってくれればOK位の感じだったのかね?

そんな事考えながら、Live+PV集のDVD買っちゃった俺が居るわけだが・・・・。

PCDオフィシャル:http://www.pcdmusic.com/home/

Wiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA

つー事で、俺が初めてみたPV「When I grow Up」映像がちょっとアレだけど。


ほんで、これがツボにはまった「I Hate This Part」この2曲が2nd「Doll Domination」からの曲。


んで、1stの「PCD」の中で俺が一番好きな「Stickwitu」


「Stickwitu」と甲乙つけがたい「How Many Times, How Many Lies」


そんで、デビューシングルのDon't Cha。悪夢のUDO MUSIC FESTIVAL Verで。


そうそう、Windows7のベータ版使い始めて、初めて7環境からUpしてみた。
さすがVistaSP2っていわれるだけのことあって、かなり安定してんね。

2009-01-17

Culture Club「This Time - The First Four Years」


元旦のUPからちょいと時間がたっちゃったけど、あくまでマイペース。
今回は懐かしの80's。
なんか最近も15ヶ月の禁固刑の判決が出てYahooニュースにも出てたBoy George率いるCulture Club。
今でこそKeep on Rockin'なんていってる俺だけども、実は初めて音源を買い集めたのがこのCulture Clubだったりするわけで。

たしか中学1年の頃。友達の家に遊びに行ったときに、友達の兄ちゃんの持ってたアルバムを聴いたのが出会いでさ。ポップなんだけどなんとなく哀愁だたようメロディーにひきつけられてその場でダビングしてもらったんだよね。
それからと言うもの、暇さえあれば愛用のWalkmanDDで聞いてて、しまいにゃテープが伸びちゃってヘロヘロな音に。こりゃ、自分でLP買っていつでもダビングできるようにしとこう!って思ってさ。チャリンコかっ飛ばして、当時青山一丁目にあったダイナミックオーディオってショップに駆け込んだのが買い集め地獄のスタート。

ちょうど2ndアルバムのColour By NumbersからKarma Chameleonがヒットしてた頃でさ。そのほかにもKaja GooGooとかDuran DuranとかSpandau Balletなんかが出てきてて、ニューロマンティックスだとかブリティッシュインベイジョンなんていわれてた頃だったんだよね。
そんでアルバムだけでなく、12インチシングルなんてのも乱発されててさ、一曲になんとかMIXとかってのが何種類も出てたような時代。

俺もそのとき最新のアルバムだったColour By Numbersを買ってきて、翌月には1stのKissing To Be Clever買って、やれ12インチだ、こんどはミニアルバムだって買い漁っていったのよ。
その後に3rdアルバムのWaking Up With The House On FireってアルバムじゃThe War Songなんて反戦Songやって、各国の言葉で反戦を訴えてたり(もち日本語でも「戦争はんたーい!」って)もしたんだけど、このアルバムを最後に見事なまでの失速。ってかニューロマンティックス勢全体的に失速していくんだよね。その後にMadonnaあたりが出てくるという音楽史の豆知識。

で、肝心のCulture Club。Boy Georgeの女装っぷりが先行しちゃって色物的にみられる節もあったんだけど、よくよく曲を聴いてみるとなかなかどうして。
80'sポップの基本を抑えながらも、レゲエのリズムを取り入れてみたり、モータウンの影響を匂わせてみたりと音楽的には結構高度な事やってたんだよね。
それだけに、Boy Georgeのイメージで色物扱いされちゃったのが残念でならないバンド。
結局、その後は解散してBoy Georgeはソロ活動したりしてたんだけどイマイチ。ドラッグで捕まったり、イギリスのTVでコメンテーターやったりしてクラブDJとして復活したりしてたんだけども、80年代ほどの成功は・・・・・・。
80'sブームの時にはCulture Club再結成したりもしたんだけどねぇ。今でもオフィシャルHPはあるけど、バンド自体は自然消滅状態なのかな?

そうそう、Boy Georgeってかなりの親日家だったらしくて、アルバムやらPVやらにやたらと漢字が出てきたり、舞妓さんが出てきたりしてたよね。しまいにゃ、焼酎かなんかのCMで三蔵法師になっちゃったりもして。

オフィシャルHP http://www.culture-club.co.uk/

Wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96

まずは1stからこのアルバムで一番好きだった「Do You Really Want To Hurt Me」


当時のバンドの人気っぷりがわかるLiveで「I'll Tumble 4 Ya」


2ndのColour By Numbersから大ヒットした「Karma Chameleon」。知ってる人も多いべ?


この曲がはじめてのCulture Club。名曲。「Time (Clock Of The Heart)」


なぜか舞妓さんがパソコン使ってる「It's A Miracle」


この曲も結構ヒットした「Church Of The Poison Mind」


3rdのWaking Up With The House On Fireからは戦争はんたーいの「The War Song」


んで、当時乱発されてた12インチシングルから「It's A Miracle/Miss Me Blind-(Multimix)」


・・・なんか懐かしさとうれしさから貼りまくっちゃった・・・・

2009-01-01

Rush 「Rush in Rio」


ことおめーあけよろー
てな訳で、2009年になっちゃったよねー。
って昨日DokkenをUpしたんで、特に新しい年になったって感覚もないんだけどさ。
まぁ、あれだ。
正月だし、今回はCDでなくDVDで行ってみようか。

ってのもね、前々回にもりをっちんとこのポップ魂に感化されて、「Tom Keiferを応援する会」に参加した勢いで、CinderellaのPV集やらDokkenのPV集やら、何故かThe Pussycat DollsのLIVEやらのDVDを買い漁った中に、このRushのLive in Rioがあったのさ。
だってね、RushのDVDって基本お高いのよ。このRioだってもともとは8000じゃぱにーずえーんだったんよ。おいそれと買えないじゃん。
それが奥さん!いまなら期間限定特価!5000円OFFの3000円ですぜ!
こりゃ買うしかないでしょ!って事で、サクっとお買い上げ。

Rushってさ、人によっては「プログレだ」とか、「いやいやHRだ」とか言われてるんだけど、もはやRushっていうひとつのジャンルだと思うんだよね。
それくらい唯一無二の存在。
もうね、現代音楽界の宝(言いすぎか?)
キャリアが長いだけあってさ、最初はLedZeppelinタイプの3ピースHRバンドだったんだけど、70年代はだんだんとプログレ色が濃くなっていって、80年代はキーボードがきらびやかなPopなRock。そんで90年代からはまたまた原点回帰的なプログレハード的な音になっていったりで、その時代、聴く人、いろんな要求にこたえられる音がそこにあるんだよね。
でも、根底に流れているのはやっぱりRushの音。

でこのDVDなんだけど、2003年のRioでのLiveを収めたもので、Live本編171分と特典Disk83分っていうボリュームたっぷりの一作。
肝心のLiveなんだけど、古くはRushの出世作になった1976年の「2112」から2002年の「Vapor Trails」までの集大成的Live。

RushのCDを聴くと、スタジオ盤でもLive盤でも、Neil Peartのドラム、Alex Lifesonのギター、Geddy LeeのベースにキーボードとVoが調和してそこからマジックが生まれてRushになってるって感じがしてたんだよね。
でもね、このDVD見てて思ったのは、「3人の楽器とVoがバトルしてる」って事。
いやね、そこいらの下手なHMバンドよりも激しくぶつかり合ってんのよ。
それでいて、きちんとRushになっててこれっぽっちも崩壊するそぶりも見せないの。
初めてRushを聴いたのは高校生の頃だったから、かれこれ20年以上聴いてる事になるんだけど、これは新たな発見。いや、あくまで俺的にね。ちまたのRushマニアの人達に言わせりゃ全然的外れかもだけど。
あとね、Rioのオーディエンスの中に混じってLive見たらホントに楽しいだろーなーって。

なんかまとまりなくなっちゃったけど、とりあえず今なら3000円でお買い得ですよーと。

んだば、初期Rushの代表曲「2112」ほんとはこの曲ってアナログレコードのA面まるまる使った20分位の組曲なんだけど、Liveでは前半部分を。




80年代の代表曲のひとつ「The Spirit Of Radio」


こっちがスタジオVer。



俺が始めてRushのCD買うきっかけになった「The Big Money」ちょい音悪。


こっちがスタジオVer。


Rush official http://www.rush.com/
Rush Wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)