とりあえず、オイラの聴いてきた音楽と、それにまつわる与太話。 HR/HMを中心にRock,Popsを節操なく綴る、「背徳のゴーイング・マイウェイ」(c)はぐれ。 タイトルは、元MegadethでJ-POP好きなあまりに日本に引っ越して来ちゃった、フリードマンさん@新宿区民の口癖から拝借。
2006-12-03
Megadeth「Peace Sells...But Who's Buying?」
えー、前回のエントリーで毒吐いてすっきりしたオイラです。みなさん、ドン引きしてませんでしょうか?
我が悪友「はぐれ」がコメントの中で「怒りをぶつけるのがロックの根本」ってすばらしい言葉をくれたので、怒りをぶつけるつながりでMegadeth。
知ってる人も多いとは思うけど、Megadeth結成のきっかけは、まさに怒りと復讐心だったわけよ。
時は1982年。Vo&GでリーダーのDave Mustaineは、Metallicaのギタリストだったのね。
そんで、既に酒と薬でかなり手の付けられない状態だったらしい。
MetallicaがNYにレコーディングに行く際に事件は勃発。
NYに到着したトラックで寝てたDaveはメンバーに起こされて、その場でクビ宣告。折り返しサンフランシスコ行きのバスに乗せられるって仕打ちを受けるのさ。
ちなみに、そのときのバスの中で書いてた詩の中の言葉「Megadeath」から「a」を抜いて「Megadeth」ってバンド名にしたそうな。
とにかく、サンフランシスコにとんぼ返りしてきたDaveは、Metallicaに対しての怒りと、「必ず見返してやる!」って復讐心から、バンドを結成するのよ。まずは、アパートの下の階に住んでたBのDavid Ellefsonと知り合って、そこからオーディションでGのChris PolandとDsのGar Samuelsonを加えて、Daveの「元Metallica」って肩書きも手伝ってコンバットレコードと契約。
デビューアルバムは$8000の予算で作成されたんだけど、メンバー全員が「ジャンキー」って恐ろしい状態だったもんで、半分以上はDrugに変わってしまい劣悪なサウンドプロダクションになったって話。
その後、メジャーのキャピトルレコードに移籍してからの第一弾が、この2ndアルバムの"Peace Sells...But Who's Buying?"
ちなみに、こいつが記念すべき日本デビュー盤になりますな。
このアルバムから、Megadethらしさってのが顕著に出てきて"転調"を多用した複雑な曲が多くて、Dave自ら「intellectual thrash metal 」って表現してたね。
オイラもこのアルバムからMegadethにハマって行ったんだけどさ。
いつもの夜中のラジオで1曲目の"Wake Up Dead"が流れてさ、今までに聴いたこと無い曲調にすっかりトリコになってさ。早速翌月のお小遣いでアルバム購入。
まずはタイトル「Peace Sells...But Who's Buying?」とジャケット(国連の建物?がボッコボコに破壊されてて、その前に「FOR SALE」て看板が立ってるの)に痺れてさ。
そのジャケからレコードを取り出して、針を落とすと・・・・。
1曲目はラジオでも聴いた"Wake Up Dead"。「うん、やっぱカッコいいわ」って思いながら聴き進んで、3曲目の"Peace Sells"。もうね、イントロのBラインのカッコ良さで気絶寸前。曲の前半はミドルテンポで、リフが「ザックザック」って感じで気持ちいいんだけど、後半に転調があって、だんだんとスピードアップしていくのよ。レコード聴きながら悶絶。
勝手に体が動いて、ヘッドバンギングしてるって状態よ。
それ以来、すっかりMegadeth大好きになって、学校とかでも「Megadethいいぞ」って友達に話まくってたんだけど、悲しいかなオイラの通ってた高校は洋楽聴く奴がマイノリティー。その中でHR/HM聴く奴は絶滅危惧種って位の勢い。「Megadeth芽が出ず」なんて言われたもんですな。
でもね、その後にホンダのCR-Xって車のCMで7曲目の"I Ain't Superstitious"が使われたのよ。そしたら、今までそっぽ向いてた奴らが「あの曲知ってる?誰?持ってる?」ってな感じで聞いてきてさ。おいらは「あぁ?Megadeth。」って答えながら「ニヤリ」って勝ち誇った顔してたの覚えてるよ。
このアルバムから数年後、このBlogのタイトルにもなってる「いいじゃん」ってのが口癖のMarty Friedmanが加入して、Megadethは天下取ることになっていくわけだ。その辺は、また別のアルバム紹介の時に。
この映像は、Marty加入後のツアーの映像なんで、若かりし頃のFriedmanさんが見れますぜ。
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3 件のコメント:
この間、MartyさんをTVで初めて見ました。
あまりの日本語のうまさと
スピーチコンテストの激古映像に度肝抜かれました。
MegadethとMetalicaって・・・
そうだったのかー。
だから、当時のMetal Edgeとかで、
いっつも対立的に特集組まれてたんだなぁ。
なんかいっつも、誌面対バン状態で。
当時の私はそんな事情知らなかったので、
長年の謎が解けました。。。
英語でしゃべらナイト見たね。薔薇って感じ、オイラも書けないのに・・・。
前に出たときは、「日本語ってすばらしいのに、なんで日本人は英語喋りたがるのかわからない」って番組全否定くらいの勢いの発言してて大笑い。
そいえば、ちょっと前に車で新宿の高島屋の前通ったら、Marty普通に高島屋から出てきてちょっとびっくり。
そうそう、雑誌とかでもMegadeth vs Metalicaって図式できてたよね。今じゃお互いのドキュメンタリーに出たりして、だいぶDaveも丸くなったけど。
忘れてた!
しゃべらナイトのMartyは、さすがにNHKモードだったので、魅力の30%位しか出てなかったんよ。
Martyの真髄は、月曜深夜1:00からの「RockFujiyama」(TV東京)と、Gyaoが見れるようなら、「GyaoFujiyama」。ギターの上手い"デイブスペクター"が見れます。(^_^;)
http://www.gyao.jp/music/fujiyama/
http://www.tv-tokyo.co.jp/fujiyama/
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