2007-02-06

ALCATRAZZ「Disturbing The Peace」


ALCATRAZZ is Baaaaaaaaack!!!
奥さん!奥さん!!ALCATRAZZが帰ってきますってよ!!
いや、正確にはALCATRAZZ featuring Graham Bonnetって形なんだけど、ボネがALCATRAZZの名前でやって来るわけですよ。
もうね、集金ツアーだろうが、老後の為の小銭稼ぎだろうが、そんなことはどうでも良い訳ですよ。
なんせ、オイラが一番最初に好きになったHRバンドが帰ってくる訳ですから。
4オクターブの声域を持つ男が、また目の前で歌ってくれるんだよ!!
しかもね、豪勢にも、Joe Lynn Turner with Akira Kajiyamaとのジョイントライブ。
・・・・・あれ?ALCATRAZZだけじゃ、集客できないって事?・・・orz
まぁ、いいや。
5/30、5/31に渋谷O-EASTだよ!昔みたいにサンプラザとかでなくて、小さい小屋なのは悲しいけど、贅沢言えないわな。とりあえず、3/3にチケット発売なんで、電話機壊す勢いでTELかけますわ。(あれ?今ってもしかしてネットで買うの?)

で、前に1stアルバムを紹介したんで、今回は2ndアルバムね。
84年に初代ギタリストのインギーまるむし君が脱退して、その後にボネが白羽の矢を立てたのが変態ギタリストSteve Vai。
そもそも、このVaiさん。13歳でJoe Satriani弟子入り。その後、Berklee College of Music在学中に養った採譜力の正確さをかわれてFrank Vincent Zappaのお抱え採譜係になるんだよね。
で、このZappa。音楽だけならまだしも、話し声とか物音までも採譜させるってんだから、さぁ大変。ここで、採譜力、読譜力だけでなく、楽器に対しての独自のアプローチを養っていく事になったそうな。

で、このDisturbing The Peace。1stアルバムが正統派のRainbow系様式美HRだったのに対して、拡散的HRというか、言ってみれば1stがDeep Purple系列のHR。この2ndがZep系列のHRって感じ?
いや、Zepと似てるかっていわれると"あれ"なんだけどさ、ZepってHRって形にとらわれずに、いろんな音楽から吸収したものを、自分達の中で消化してZepの音楽にしてたじゃない。そんな感じで、やっぱHRにとらわれずに、いろんなタイプの曲が詰まったのがこれ。
もちろん、そこにはVaiの影響が多大にあったんだけど。
ただね、ALCATRAZZって1stのインパクトが大きくて、みんながあの路線を求めちゃってたんだよね。だから、このアルバムがリリースされたときは、2枚目にして問題作扱い。セールス的にも1stに及ばなかったんだよね。
そうそう、このアルバムリリース前にVaiと一緒に来日公演やってるんだけど、そこでもインギーコールが起こったって話。Vaiもステージ慣れしてなかったんで、かなり苦労したみたい。
その時のLIVEもビデオで発売されてたんだけど、確かにインギーの時に比べると淡々と進むステージと、リアクションに困るオーディエンスってのが良く判るんだよね。

でも、今となっちゃ、隠れた名盤的扱いされてるこのアルバム。
95年にCD再発されてるんで、Rock好きなら一度は聞いてみる価値ありだよ。

結局、Vaiはこのアルバムリリース後にVanHalenを脱退したDave Lee Rothに引き抜かれるんだけど、Vaiがその話をボネに相談したら、「お前の為になるんだから、気にせずに言って来い!」って送り出したんだって。「ボネ、あんたいい人すぎるよ・・・」
その後ALCATRAZZは新しいGを入れて活動続けていくんだけど、そのあたりの話はまた今度。

じゃ、アルバム1曲目の God Blessed Video。
かなりトホホなPVだけど・・・・。

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うぅ~~この歌は全く知らないなぁ~
有名なの??
何だか変わった歌だねぇ~お芝居してるみたいだなぁ?!

630LB さんのコメント...

全っ然有名ぢゃ無いんだなぁ・・・。
知ってる人は知ってるって曲。
・・・・ちなみに・・・・
これはPVだから、途中で寸劇みたいのが入ってるけど、レコードではちゃんと繋がった曲だから・・・。
そこんとこよろしこ。

匿名 さんのコメント...

これも自分は聞いてなかったんだけど、中学の同級生がよく口にするバンド名だったので、なんかバンド名だけで懐かしいな・・・ナイトレンジャーとかもその手のバンドだった。自分の中学校時代はTOTOとBONJOVIばかり擦り切れるほど聞いていたような気がする。今は、なんかアレほど熱中できるバンドとかアルバムとかなかなかなくて、オッサンになった自分に寂しく思ったりする。

630LB さんのコメント...

その同級生って・・・・。
オイラと違うか?(^_^;)
あの頃から、ずっとALCATRAZZ=ボネ大好きだったから。

実際、最近のバンドも貪る様に聴いてるけど、オイラ達が中学・高校の時みたいに、ちょっと聴いたらバンド名がわかるって事が少なくなってるよ。「***フォロワー」って感じで、売れたバンドと同じような事やってるのが多い。
Rockだけでなくて、TOP40系の奴らも同じ感じ。80'sってそれぞれに個性があったけど、今は、バラードかダンスかR&Bって感じ・・・。

匿名 さんのコメント...

ALCATRAZZって、HMになるのですか?
ここではHRって言われますけれど....

ALCATRAZZはあまり激しくてヘヴィーな感じの音でもないので(1STも2NDも)どうかなとは思いますが....

アイアン・メイデンではないですよね。

ようするにDEEP PURPLEやRAINBOW、ツェッペリンみたいなHRなのですか?(1ST、2NDを通して)

630LB さんのコメント...

>ロックの申し子さん

HRとHMの境界線ってなかなか難しいところがあると感じます。実際には、明確な境界線なんて無いのかも。

たとえばBlackSabbath。元祖HMなんて言われてますが、OzzyがVoだった頃の初期とDioが最初に復帰したDehumanizerの頃では前者はHR、後者はHMって感じで同じバンドでもHRと呼ばれたりHMと呼ばれたり・・・・。
また、RattやMotley Crue。今の感覚で言うと、間違いなくHMとは言えないバンドですが、当時はLAメタル勢と呼ばれたバンド達です。


で、ALCATRAZZですが、1stから3rdまでアルバム毎にことごとく曲の感じが違ってて、1stはRainbow系の様式美HR。2ndはZep系の拡散型HR、3rdはJourneyとかNIGHT RANGER系のもっとアメリカンHR的な音。
ただ、人によっては「ALCATRAZZはHMだ!」って人もいるかも知れません。その辺は、聴く人の感覚によるんではないかな?と思います。

匿名 さんのコメント...

要するにアイアン・メイデンのような正統派HMよりも断然激しくなく聴きやすいってわけですね。

ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

ALCATRAZZ・・・・ハードロック
RATT・・・・今の感覚でハードロック
MOTLEY CRUE・・・・これもRATTと同じ
BLACK SABBATH・・・・オジー在籍時はハードロック
ロニー在籍時はヘヴィ・メタル

こういう風になるのはわかりました。

それで、僕にとってのALCATRAZZはセカンド・アルバムです。
貴方にとってのALCATRAZZは何枚目のアルバムですか?