2006-10-30

Whitesnake「Live At Olympic Pool 1988」


えー、第3回にして、ついに御禁制の品の登場です。
Whitesnakeのブート、"Live At Olympic Pool 1988"です。

このLIVEは、FMで放送された番組が元になってるとの事で音質は申し分無し!アナログ時代からネ申として有名だった一品です。

っていうかさぁ、HR/HM系のバンドの約1時間半のLIVEをFMで放送するなんて、今じゃ考えられんよね。良い時代だったのぉ・・・・。
しかも、ご丁寧にカセットテープのA面、B面を変える事が出来るように、ちょうど45分前後でCMを入れるという憎い配慮付!。当然、オイラも鼻の穴膨らませてエアチェックしましたさ。テープも奮発してメタルテープ使ったよ。TDKのMAの90分。
この音源は、1988年の6/13の代々木オリンピックプールの公演。オイラが高校3年生の時でした。
Whitesnake(面倒なんで、以下白蛇)が・・・っていうよりもデヴィットカヴァーティル(こっちも面倒なんで、以下カヴァ)が悲願の全米ヒットを勝ち取ったアルバム「Whitesnake」(サーペンスアルバス)のツアーで来日した時です。オイラ元々白蛇は、前作の「Slide it in」を友達にダビングしてもらって聴いた事あったんだけど、その頃はいまいちピンと来なかったんだよね。何曲かは「良いな」って思った曲があったけど。カヴァはDeep PurpleのVoだったから声は知ってたし、結構好きだったんだけどね。
で、ある日、ラジオで白蛇の新譜からって事で「Still Of The Night」が流れたんよ。もうね、夜中だったんだけど大興奮。すっかりアリーナロック/メタルバンドって感じで、カバも叫んでるし。小僧だったオイラもこれだったら大好きよ。早速アルバムも買うことにして、すっかり白蛇大好きヤロウになってました。
オイラの傾向として、好きになるとドンドンと掘り下げて行きたくなるんだよね。当然のように白蛇も過去のアルバムを聞き込んでいって、段々と昔のブルージーなHRやってる白蛇の魅力に気がついていった次第。
そうこうしてるうちに、白蛇来日の発表があったじゃないですか!もう、「これは行くしかねーぜっ!」って事で、チケット発売の日は、チケットピアに電話掛けまくり。当時の家の電話は、黒電話。リダイアルなんて便利機能なんて無い奴なんで、ひたすら「ジーコロ、ジーコロ」とダイヤル回したよ。何度も何度も話中だったり、はては人生初の混線って奴を体験したりしながらも、やっと繋がってS席Getですよ。それから、当日までの長かったこと長かったこと。当日一緒に歌えるように、雑誌に出てた海外でのセットリスト参考にして、テープ編集してさ。おかげで、今でもハートオブザシティーの歌詞なら覚えてる・・・・と思う・・・。まぁ、レコーディングメンバーとLIVEに来るメンバーがまるっきり違うけど、「Vivian Campbell」はDIOの時から好きだったし、なによりカヴァが歌ってればそれは白蛇なんで、なんの問題も無し!

まぁ、とにもかくにも当日ですよ。実はね、家からオリンピックプールまでって結構近くて、歩いても25分位。開場時間の30分位前に家出れば大丈夫なんだけどさ、もうすっかり舞い上がってるもんだから、1時間前には家出て、早歩きで会場に向かったの覚えてるよ。
実は、オイラってば、アリーナクラスの会場初体験だったんよ。それまでは厚生年金とか渋公みたいな会場ばっかりだったんで、会場に入ったらあまりの広さにその時点で興奮度MAX。開演前のBGMは何が流れてたかなんて覚えちゃいないんだけど、何故か冷静を装って、買ったばっかりのツアーパンフを読んでたのを覚えてるんよ。
でしばらくすると、場内暗転→雷雨のSE。
もうね、知らないうちに「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」って叫んでた。
そんで、カヴァの「Are You reaaaaaaaddddddy???!!!!」「It's a Song For Ya!!」ってお決まりのMCと共にBadBoysの始まり。カヴァが「Make Some Noise Tokyo!」って叫べは、会場みんなで「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」「ウタッテ トキオ!」って叫べば、みんなで合唱
もう、オイラも失禁寸前ですよ。それまで見てきた厚生年金とか渋公みたいな小屋も、ステージが良く見えて良いんだけど、オリンピックプールみたいなでっかい会場で、会場のみんなとステージの白蛇のメンバー達が一体になってLIVEをやってるって感じ。
セットリスト的には、「Whitesnake」からの曲中心に「Slide It In」の曲をちりばめて、後はお約束の「ハートオブザシティー」にアンコールでZZ Topのカバーで歌詞を変えた「Tits」!(まぁ、カヴァらしいタイトルの付け方だこと。まぁ、元々のタイトルも「Tush」なんで、五十歩百歩な訳なんだが・・・・。)
そんな感じのライブで、帰りにはツアーTシャツも買って大興奮で「Here I Go Again」歌いながら歩いて帰りましたとさ。

で、このアルバム。ブートなんで、当然HMVやタワレコじゃ買えません。店員さんに聞いて困らせるようなオイタはしないでくださいな。
オイラも、前述のFMエアチェックテープがヘロヘロになっちゃって、イソイソと西新宿にチャリ飛ばしてさがしに行ったのです。でもね、悲しいかな時代は移り変わってたのよ。白蛇のブートなんてありゃしない。
仕方なしにNetで情報収集してたら、なんとヤフオクに出品されてんじゃん!!もう即効で入札ですよ。
で、めでたく我が家にやってきたと。
届いてびっくりよ。このCD、ブートのクセに紙ジャケでやんの。しっかりプレスCDだしね。このCDの中の歓声のうちの一人が自分だと思うと、感慨深いものがありますな。
もし、興味があって、万が一このCDと出会う事があれば、一度聴いてみてくださいな。カヴァ全盛期のバブリーな白蛇LIVEを体験できますぜ。

てなわけで、ライブ後にオイラが熱唱しながら帰った曲(^_^;)

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