とりあえず、オイラの聴いてきた音楽と、それにまつわる与太話。 HR/HMを中心にRock,Popsを節操なく綴る、「背徳のゴーイング・マイウェイ」(c)はぐれ。 タイトルは、元MegadethでJ-POP好きなあまりに日本に引っ越して来ちゃった、フリードマンさん@新宿区民の口癖から拝借。
2008-10-30
Heart「Heart」
やっとこさHeartの「Heart」がリマスターされましたよ。
BEST盤とかにはリマスター音源使ってたくせに、肝心のアルバムは全然リマスターされずに放置プレーで早うん年。
いやー長かった。
そもそもこのアルバムって85年に発売で、アナログレコード時代のもんなんだけどさ、アナログ時代はそんなに酷い音って気はしてなかったんだけど、いざCDで買ってみたら中低域の音がばっさりと切り落とされちゃったような音で、ドラムの音が「パキャン!パキャン!」ってやけに耳につく酷いもんだったんだよ。
そんなんだから、「すぐにリマスターされるだろ?」なんて思ってたらずっと放置。
仕方なしにBEST盤買ってきて聴いてたって顛末だったんだよね。
そんで、2008年秋、ついにHeartリマスター発売ですよ。しかも2008年最新リマスター盤。
俺の大っきらいな紙ジャケだったけど、この際許す!
今回は、この次のBad Animalsと、なぜか2ndアルバムのMagazineも同時リリース。
って、Bad Animalsはわかるけど、なんでMagazine??
とにもかくにも、このリマスター、成功か?失敗か?って言えば、まぁまぁ成功なんでない?
そもそも、元のCDの音がアレだっただけに、やっとこまともに聴けるレベルになったって感じ。
ただね、リマスター前だと埋もれてた音がリマスター効果で聞こえるようになったのはいいね。
特にわかりやすいのは3曲目のNever。フェードアウトして曲が終わる10秒から15秒前位のキーボードの音がリマスター前はほとんど聞こえなかったけど、リマスター盤ではしっかりと聞こえるの。最初「あれ?こんな音入ってたっけ?」って違和感感じる位にはっきり聞こえる。
で、このアルバム。もう今更うだうだ言う必要ない位にヒットしたアルバムだよね。
このアルバムが出たのが85年なんだけど、それまでの数年というもの70年代ほどのヒットにも恵まれずに、俗に言う「低迷期」って奴にあったHeartが心機一転、Capitol Recordsに移籍して、外部のソングライターの曲を採用しまくって作り上げた一作。
ここから所謂「産業ロック」時代のHeartがスタートすんだよね。
で、その路線が大成功して、HR/HMバブル効果もあってかアルバムチャートで1位。シングルも5曲がカットされるモンスターアルバムになったんだよね。
アルバム全体をとおして見ても、HRファンに受けそうな(とはいえ、しっかりとした80年代の音作りの)HRナンバー&HRバラード、普通にPopsファンに受けそうなキャッチーってキラキラした曲の2パターンがうまい具合に融合されて1枚のアルバムになってると。
そんなわけで、これからHeartを買うんであれば、絶対にリマスター盤がおすすめ。
但し、今回は日本盤だけの発売なんだよねー。本国でリマスターされてれば輸入盤で安く買えるんだけど・・・
そんなHeart。もう過去のバンドみたいな扱いされてっけど、しっかりと活動続けてんだよ。
今は80年代のHeartとは違って原点回帰した70年代っぽいHeartになってるけど。
オフィシャルHPもしっかりあるんで、興味のある方はぜひ。
http://www.heart-music.com/
そしてPVでは20年以上前の麗しのNancyをご堪能あれ・・・・。
1枚目のシングルのWhat About Love
2枚目のシングルのNever
3枚目のThese Dreams
4枚目はNothin' At All
そんで5枚目のシングルで、アルバムのオープニングチューンのIf Looks Could Kill
こっちはスタジオVer。
2008-10-24
ZZ Top「Afterburner」
前回の更新から早2ヶ月・・・・。まったくお前はヒステリアの頃のLepsか?って位のお久しぶりっぷり。
で久々にBack to 80'sね。
2人のヒゲ親父と人相悪しな太鼓親父の3人組ZZ Top。
もともとZZ Topといえば、泥臭いアメリカンなブギーバンドだったんだけど、前作の「Eliminator」あたりからかなり大胆にシンセを導入したりして、80年代のHR/HMバブルも影響してか、かなりのヒットを飛ばすようになったんだよね。ちょうどその頃ってMTV全盛の時代で、ZZ Topもご多忙にもれずにPVを製作するわけだ。んで、そのPVに使われ続けたんが、「Eliminator」のジャケットにもなっている赤い車。
その伝統はこの「Afterburner」にもしっかりと継承されていて、PVには必ずこの車が出てきてたんだよね。
しかも、ジャケ写みてもらってもわかるように、地球だけにとどまらずに、ついに宇宙にまで飛び出して言っちゃうと・・・。
で、この「Afterburner」。多分ZZ Topの中では一番シンセがキラキラな音で、平たく言っちゃうと一番大衆受けするアルバムでないかね?
実際にTVなんかでもしょっちゅうPV流れてたし、FMなんかでも良くかかってたよね。
たしかにドライブするにはぴったりな曲のオンパレード。
ほんと80年代のアメリカンHRって感じの音なんだけど、そこはヒゲ親父。しっかりとZZ Topらしいブギーになってるのは流石って感じ。
そういや、このアルバムに入ってるRough Boyってバラードがあるんだけど、中学の頃のクラスメイトT君が「この泣きのギターがたまらなく良いんだよ」って言ってて、その頃のオイラってばブリティッシュHR/HM至上主義みたいなとこがあったんで「どこが泣きのギターよ?ギターが泣いてるってのはこーゆー事なんだよ」みたいな事言って、多分Gary Mooreの70年代の頃の曲あたりを聴かせたなんて事があったの思い出した。
なんか、オイラ青かったねー。いっちょ前な評論家気取りで思い出すとかなーり恥ずかしい出来事。
このアルバムの後、日本じゃほとんど名前も聞かなくなっちゃったんだけど、アメリカじゃコンスタントにアルバムも出しててしっかりと活動を続けてたんだよね。
そんで、日本のみんなが久々にヒゲ親父達の姿をTVで見ることになったのだ、ホンダのZって車のCM。
ほんとそのまんまZZ TopのPVになりそうな感じの絵で「Zだぜ」なんて言っちゃってんの。
あれ見たときはホントに「にやり」って笑みがこぼれたね。
そんなわけで、まずは最初にシングルになった「Sleeping Bag」。
次は俺的にこのアルバムの中で最大のキラーチューン「Stages」。いよいよ宇宙が舞台に・・・。
そんで泣きのギター事件の「Rough Boy」
そしておまけの「Zだせ!」
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